鎌倉松原庵の最大の醍醐味は、手入れの行き届いた日本庭園を望みながらいただく、端正な二八蕎麦と酒肴の数々です。旧家の梁や柱をそのまま残した店内は、どこか懐かしく凛とした空気が漂います。
お昼のランチメニューでは、彩り豊かな前菜盛り合わせと天ぷら、せいろがセットになったコース仕立ての御膳が圧倒的な支持を集めています。長野県産を中心とした厳選そば粉を石臼挽きし、喉ごしと香りを極限まで引き出した蕎麦は、辛口のつゆと見事な調和を見せます。
また、初夏から初秋にかけて登場する季節限定のすだちそばは、薄切りのすだちが一面に敷き詰められた涼やかな逸品。冷たい出汁の旨味と柑橘の清涼感が際立ち、SNSやメディアでも毎年のように話題を呼んでいます。
夜の営業では、旬の地魚や鴨料理、揚げたての天ぷらを贅沢に組み込んだディナーコースが真価を発揮します。厳選された日本酒やワインとともに、古民家の落ち着いた陰影の中でゆっくりとグラスを傾ける時間は格別です。