神田の朝が変わりつつある。かつては夜の飲み会終わりのシメとして賑わっていたラーメン店だが、2026年現在のトレンドは「朝ラー」だ。午前8時前、早朝出社前のサラリーマンや出張で東京を訪れたビジネス客が、開店前の静かな暖簾をくぐる。
朝専用に調整された煮干し出汁の清湯(チンタン)スープは、胃に優しく軽やかな後味が特徴だ。「一日の始まりに温かいスープを飲むことで仕事の集中力が上がる」と話す30代の会社員も多い。出社前の15分間で最高の一杯を嗜むスタイルは、ワークライフバランス重視の現代に完全にマッチしている。