湘南といえば、辻堂や茅ヶ崎、あるいは江ノ島沿岸部の上昇し続ける地価と混雑を思い浮かべる人が多いだろう。だが、いま賢明な物件探訪者たちが足を止めるのは、海から少しだけ北へ離れた内陸部だ。特にこの駅周辺は、過度な観光地化を免れたことで、落ち着いた住環境が奇跡的に保持されている。
「海へは自転車でスッと行ける。けれど週末も観光客の喧騒に巻き込まれない。この距離感が絶妙なんですよ」。そう語るのは、2年前に都内から移住してきたIT企業勤務の男性だ。都市の利便性を手放さずに、豊かなライフスタイルを組み上げる。その解答がここにあった。