深夜2時や3時にふと目が覚め、そこから時計の針を気にしながら朝を迎える中途覚醒。この現象の背景には、交感神経と副交感神経の切り替え不全がある。日中の精神的プレッシャーや過度な緊張が夜間まで尾を引くと、本来なら優位に立つべき副交感神経が抑制され、脳が警戒態勢を解かない。脈拍が落ちきらず、体温調節が滞ることで、わずかな環境変化でも意識が浮上してしまうのだ。
さらに見過ごせないのが、自覚症状のない睡眠障害の存在だ。本人はただ「眠りが浅い」と感じているだけでも、生体内では微小な低酸素状態や筋緊張が繰り返されているケースが少なくない。朝起きた瞬間から首や肩に強いコリを感じたり、頭重感が抜けなかったりするのは、夜間に身体が真の休止状態へ移行できていない決定的なサインといえる。