炎上が拡大するにつれ、ネット掲示板やSNSでは「産地偽装をしているのではないか」「食中毒の危険があるのではないか」といった、より深刻な憶測が飛び交うようになりました。これらについて、公的な情報と取材事実をもとに検証します。
まず「産地偽装」の疑惑についてですが、行政処分や警察による立件といった公的な摘発の事実は確認されていません。しかし、販売ページにおける仕入れ先や産地の表記が曖昧であったこと、時期によってロットや仕入れ元が変動していた可能性が高いことから、消費者が「思っていた産地と違う」「表記に不透明感がある」と疑念を抱いたことが噂の背景にあります。
次に「食中毒」のリスクについてです。カンカン焼き用の牡蠣は、基本的に「加熱調理専用」として出荷されています。しかし、通販利用者のなかには「生牡蠣として食べられる」と誤認してしまうケースや、カンカン焼きの加熱時間が不足した状態で半生のまま口にしてしまうケースが少なからず存在します。牡蠣に含まれるノロウイルス等は中心部まで十分に加熱(85℃〜90℃で90秒以上)しなければ死滅しません。ショップ側の加熱に関する注意喚起の不足と、消費者の調理リテラシーの不足が重なり、「お腹を壊した=危険な商品」という評判に結びついた構造が見て取れます。