のちに増築によって加えられた円弧状のカーブド・アトリエは、直線で構成された主棟と鮮やかなコントラストを描く。緩やかな曲線を描く壁面に沿って光が滑らかに広がり、空間全体を柔らかいニュアンスで包み込む。窓の外に広がる国立公園の深い緑と、静謐な室内空間との対話は、都市の喧騒から離れた特別な場所ならではの体験だ。
新緑の季節には瑞々しい葉影が壁面に落ち、秋には鮮やかな紅葉の色彩がグレーのコンクリートに映えわたる。四季の移ろいそのものが展示作品の一部として機能しており、訪れる時期によって全く異なる表情を見せてくれる。自然の呼吸と建物の構造が完全に溶け合う感動は、他では味わえない。