表参道や銀座のトップヘアカラーリストに現場でのリアルな事例を取材すると、顧客から最も多く寄せられるクレームは「髪がゾンビのように緑に染まった」という現象です。このオリーブベージュ 失敗する理由の大部分は、施術前のベース毛(アンダートーン)の黄色さに対する見誤りにあります。
すでにブリーチ履歴があり、黄色く抜けている髪に高濃度のオリーブ(緑)をそのまま乗せると、「青+黄=緑」の原理が極端に働き、まるで藻や苔のような濁ったマットグリーンへと沈んでしまいます。プロの施術現場では、ベースが明るい髪に対しては必ず「隠し味」としてピンクやラベンダーの補色を数滴加え、過剰な緑化を食い止めるコントロールを行っています。
また、施術後のオリーブベージュ 色落ちの経過についても正しく把握しておく必要があります。
染めた直後から1週間程度はオリーブのくすみ感が強く出ますが、10日ほど経過すると徐々にグリーン色素が抜け始め、最もバランスの取れたミルキーなオリーブベージュへと仕上がります。その後、染髪から3週間を過ぎるとベースのベージュへと移行し、最終的には嫌な赤みを封じ込めたまま、ナチュラルなブラウンへと落ち着いていきます。色落ちの過程そのものが美しく楽しめる点も、リピート率が高い大きな要因です。