ベトナムやタイなどのSNS投稿を追跡すると、「thuốc say xe của nhật(日本の酔い止め薬)」というフレーズとともに頻繁に写真がシェアされているのが、エスエス製薬が製造・販売するアネロン「ニスキャップ」です。ベトナム現地では、舗装が行き届いていない山道や急ブレーキの多い長距離バス移動、激しい横揺れに見舞われる沿岸部のボート移動が日常茶飯事であり、移動時の激しい嘔吐や倦怠感は旅行者・生活者共通の深刻な悩みとなっていました。
現地メディアや越境ECの購入者レビューでは、「過去にどんな現地の薬を試してもダメだったのに、日本の酔い止めを飲んだら丸一日快適に過ごせた」「一度使うとこれなしで移動できない」といった驚嘆の声が相次いでいます。中国をはじめとするアジア圏でかつて話題となった海外で人気の日本の神薬というカテゴリにおいて、目薬や鎮痛剤と並び、乗り物酔い防止薬が確固たる地位を築いた背景には、日本のドラッグストア製品に対する絶対的な安全・安心感と、それを裏切らない確かな体感効果があります。
国内の免税ドラッグストア関係者への取材でも、「訪日観光客がスマートフォンの画面で『アネロン』のパッケージ画像を見せてまとめ買いしていく需要は、一過性のブームではなく定番化している」との証言が得られています。単なる口コミの拡散にとどまらず、移動ストレスを劇的に解消する実利こそが、この世界的バズを支え続ける原動力です。