菊池風磨さんが芸能界で多くの先輩やスタッフから「頭の回転が速く、挨拶や気配りが徹底している」と絶賛される背景には、母親による妥協なき教育方針がありました。風磨さんがこれまでにテレビ番組やラジオで語ってきた母のエピソードからは、厳しさと愛情が共存する強烈な人物像が浮かび上がります。
象徴的なのが、風磨さんの思春期における反抗期エピソードです。当時、感情的に「うるせぇババア!」と暴言を吐いてしまった風磨さんに対し、母はひるむことなく「誰のおかげで飯が食えてると思ってんだ!」と強烈な平手打ちを食らわせたといいます。親としての威厳を決して譲らず、人としての道理を力強く叩き込んだこの出来事を、風磨さんは現在でも「母には頭が上がらない」と感謝を込めて振り返っています。
また、母の教育は単なるスパルタではありませんでした。「靴を揃える」「食事の挨拶を欠かさない」「嘘をつかない」といった基本的な礼節を徹底させる一方で、芸能活動と学業の両立を強く求め、風磨さんが慶應義塾大学総合政策学部に進学・卒業する道筋をしっかりと支え続けました。自由な気風を持つアーティストの父・常利さんと、現実的で規律を重んじる母。この夫婦の役割分担のバランスの良さこそが、風磨さんの卓越したバランス感覚を育んだ土壌といえます。