医療機関で処方される医療用医薬品と、ドラッグストアで購入できる一般用医薬品(OTC医薬品)では、成分の配合量や取り扱い基準が異なります。特に整形外科等で頻繁に処方されるロキソニンテープの使用期限切れやモーラステープの使用期限切れは、市販薬以上に慎重な判断が求められます。
特にケトプロフェンを含むモーラステープの場合、使用中や使用後も日光(紫外線)に当たることで発症する「光線過敏症」のリスクが添付文書上でも厳重に警告されています。劣化によって基剤の均一性が失われると皮膚への透過性が予測不能になり、光線過敏反応を増幅させる危険性があります。
また、処方薬の湿布の有効期限は、医師が患者の「その時の症状」を診察して投与した期間を指します。残った処方湿布を何カ月も保管した後に別の痛みに対して再利用する行為は、誤った自己診断による原疾患の見落としにつながるため、薬学管理上も強く禁忌とされています。