日本の家庭洗濯を支えてきた花王株式会社やライオン株式会社の研究所からも、縮みに対する明快なデータが数多く提示されている。両社が共通して強調するのは、縮み対策の最適解は「中性洗剤(おしゃれ着洗剤)の界面活性剤バランス」と「縮ませない事前予防」にあるという点だ。
アルカリ性の強い洗剤を使用するとスケールがより激しく開き、絡みやすくなる。おしゃれ着専用の中性洗剤には繊維を滑らかに保護する成分が含まれており、復元後の再発防止には欠かせない。大手メーカーの検証実験でも、ジメチコンによるトリートメント処理は理にかなった応急処置として効果が認められているが、復元後の着用を維持するためには、日常の洗い方を根本から見直すことが肝要だとプロの研究員たちは口を揃える。