仁川国際空港を利用する際、旅行者が最初に直面する最大の関門が「ターミナルの選択ミス」です。第1旅客ターミナル(T1)と第2旅客ターミナル(T2)は完全に独立した施設であり、物理的にも大きく離れています。現地空港関係者の証言によると、「出発直前にタクシーでT1に乗り付け、チェックインカウンターが見当たらずに青ざめる日本人旅行者が今も日常的に見られる」といいます。
もっとも警戒すべきは、韓国のLCCであるジンエアー(JIN AIR)の存在です。通常、格安航空会社はT1に集約される傾向がありますが、ジンエアーは大韓航空の系列会社である背景から、2023年7月以降、第2ターミナルへ移転しています。「LCCだから第1ターミナルだろう」という先入観が、致命的な乗り遅れを引き起こす最大の要因となっています。
2026年現在、第2ターミナルを利用している主な航空会社一覧は以下の通りです。
- 大韓航空(Korean Air):第2ターミナルのメインキャリア
- ジンエアー(Jin Air):大韓航空系列のLCC
- デルタ航空(Delta Air Lines):スカイチーム中核
- エールフランス(Air France)
- KLMオランダ航空(KLM Royal Dutch Airlines)
- チャイナエアライン(中華航空)
- アエロメヒコ航空、ガルーダ・インドネシア航空、厦門航空 ほかスカイチーム加盟各社
一方、アシアナ航空、チェジュ航空、ティーウェイ航空、エアプサン、エアソウル、そして日本のJALやANAなどは、原則として第1ターミナルを利用します。ただし、他社とのコードシェア(共同運航)便を予約している場合は、「実際に機材を運航する航空会社(運航キャリア)」のターミナルへ向かわなければなりません。チケット券面に記載された「Operated by 〇〇」の表記を出発前に必ず確認してください。