駅ホーム点字ブロックの「1本線」とは?命を守る突起の秘密と安全対策

駅ホーム点字ブロックの「1本線」とは?命を守る突起の秘密と安全対策

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視覚障害者にとって、駅のホームを歩く行為は「手すりも欄干もない高所の橋を、目隠しをして歩くことと同じ」と表現されます。国土交通省や視覚障害者団体のアンケート調査によると、視覚障害者の3人に1人以上が「ホームから転落した経験がある」、あるいは「転落しそうになって怖い思いをした」と回答しています。

かつて報道各社の取材に応じた当事者の手記やインタビューでは、その過酷な現場感覚が生々しく語られています。

「列車の走行音や周囲の雑踏、反響音によって空間の方向感覚が狂ってしまう瞬間があります。どちらが壁でどちらが線路か分からなくなったとき、足元に内方線の突起を感じると、命綱を掴んだような安堵感に包まれます」(視覚障害当事者の証言)

一方で、SNS上やネットのコミュニティでは「点字ブロックの上で立ち止まってスマホを操作している人がいて白杖がぶつかってしまった」「キャリーケースをブロックの上に置かれていて進路が塞がれていた」といった当事者からの切実な声が後を絶ちません。ハードウェアとしてのブロックが整っても、利用者のマナーによってその機能が遮断されてしまう現状が浮き彫りになっています。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。