福岡市が推し進める都市開発は、単にビルを建て替えるだけではない。今回の再開発で特に注目すべきは、公園と周囲の道路、および商業施設との境界線をなくす「ボーダレス設計」だ。歩行者が自然と公園内に吸い込まれるような緩やかなスロープや、オープンカフェがシームレスに繋がっている。
「公園は閉じた空間であってはならない」と、プロジェクトに携わる都市プランナーは語る。仕切りをなくすことで、防犯性の向上とコミュニティの活性化を同時に狙う。実際、生け垣を取り払ったことで見通しが良くなり、子ども連れのファミリー層も安心して遊ばせることができるようになったという。