紫陽花の花が咲かない理由とは?葉ばかり茂る原因と来年咲かせる剪定復活術

紫陽花の花が咲かない理由とは?葉ばかり茂る原因と来年咲かせる剪定復活術

紫陽花の花が咲かない理由とは?葉ばかり茂る原因と来年咲かせる剪定復活術について見逃せない ポイントを分かりやすく解説いたします。

庭植えに比べて圧倒的にトラブルが発生しやすいのがコンテナ栽培です。鉢植えアジサイの根詰まりは、地上部が旺盛に育つアジサイにとって極めて深刻な生理障害を引き起こします。

アジサイは極めて吸水量が多く、旺盛な根系を急速に発達させます。市販の5号〜6号鉢に植えられた開花株をそのまま1年以上放置すると、鉢内は太い根と細根が密集してガチガチの「ルーピング(根巻き)」状態に陥ります。土壌の隙間が失われて酸素が行き届かなくなり、真夏には土の保水力が限界を迎えて微細な花芽へ水分を届けられなくなります。

紫陽花の植え替え時期と土作りのセオリー

この根詰まりを解消する紫陽花の植え替え時期と土作りは、花後すぐの6月中旬〜7月上旬、あるいは株が休眠に入る11月〜2月がベストタイミングです。

鉢から抜いた根鉢の下部を3分の1ほど軽くほぐし、傷んだ黒い根を整理した上で、一回りから二回り大きな鉢に植え付けます。用土は排水性と保水性のバランスがとれた「赤玉土小粒6:腐葉土3:パーライト1」をベースにします。なお、アジサイは土壌のpH(酸性度)によって花色が変わる特性を持つため、青花を鮮やかに咲かせたい場合は酸性寄りの無調整ピートモスを混ぜ、赤〜ピンク花にしたい場合は苦土石灰を微量加えて弱酸性〜中性に調整する技術が求められます。

アジサイの冬越しと乾燥対策が明暗を分ける

「秋までは青々とした花芽が付いていたのに、春を迎えたら先端がカラカラに萎びていた」という失敗は、アジサイの冬越しと乾燥対策の不備に起因します。

冬になるとアジサイは完全に落葉し、棒切れのような姿になります。これを見て「休眠中だから水やりは不要」と放置してしまうと、乾燥したからっ風に晒された枝先から水分が蒸発し、耐寒性の低い未熟な花芽がミイラ化して枯死してしまいます。鉢土の表面が白く乾いたら、暖かい日の日中にたっぷりと水を与えて土壌の湿度を維持し、北風が直接吹き付ける場所から風よけのある日だまりへ避難させることが越冬成功の鍵を握ります。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。