SNSや育児系コミュニティ、大手掲示板の相談スレッドに寄せられるネットのリアルな反応を定点観測すると、そこには美談だけでは片付けられない悲痛な叫びが溢れています。
「実家に帰れば休めると思ったのに、高齢の両親は赤ちゃんの泣き声に耐えられず、結局気を使って自分が夜通しあやしていた」「父親がリビングで平然と喫煙するため、部屋に閉じこもらざるを得ず息が詰まった」といった生活環境のミスマッチに関する告発は枚挙にいとまがありません。中には「実母が『手伝ってあげている』という態度を前面に出し、家事のやり方や赤ちゃんの寝かせ方に細かくダメ出しをしてきてノイローゼ寸前になった」という実体験も報告されています。
現場取材を通じて浮き彫りになるのは、「親世代の体力低下」という冷厳な事実です。祖父母世代の多くは60代〜70代を迎えており、自身の日常生活を送るだけで精一杯な場合も珍しくありません。そこへ夜泣きを伴う新生児と産褥期の娘が飛び込んでくれば、実家側も容易にキャパシティを超えてしまいます。結果として、親側も疲労から不機嫌になり、実家トラブルと過干渉が日常化するという悪循環に陥るのです。