1980年2月4日、大阪府大阪市北区天神橋6丁目に生まれた桐谷健太さん。高校卒業後に役者を志して上京し、2002年のドラマ『九龍で会いましょう』で俳優デビューを飾りました。ブレイクに至るまでの道のりは決して平坦ではなく、20代前半は徹底したオーディション通いと強烈な個性磨きに費やされました。
転機となったのは、映画監督・井筒和幸氏に見出された『ゲロッパ!』(2003年)や『パッチギ!』(2005年)への出演です。泥臭くも圧倒的なエネルギーを放つ演技で業界内の注目を集め、2008年のメガヒットドラマ『ROOKIES』の平塚平役で一気に全国区の知名度を獲得。コメディリリーフとしての天賦の才を見せつけました。その後も大河ドラマ『龍馬伝』(2010年)の池内蔵太役など、重厚な歴史劇でも存在感を放ち続けます。
そして2015年にスタートしたauのCMで演じた浦島太郎は、彼の音楽的才能を開花させる契機となりました。BEGINの島袋優氏が作曲を手掛けた『海の声』は、切なさと土着的な生命力を孕んだ歌声が日本中を揺さぶり、デジタル配信ミリオンセールスを記録。同年の第58回日本レコード大賞特別賞を受賞し、NHK紅白歌合戦初出場という俳優としては異例の金字塔を打ち立てました。