名大附属中が求める生徒像は明確です。同校は名古屋大学教育学部の附属校として「新しい中高一貫教育の研究開発」を使命としており、教科書通りの暗記学習を超えた「主体的・対話的で深い学び」を実践できる子を選抜します。
教育関係者や合格者家庭の取材で見えてくる名大附属 受かる子の特徴には、以下の3つの顕著な共通点が存在します。
第一に、「なぜ?」「どうして?」を自分の頭で掘り下げる知的好奇心です。名大附属出身の藤井聡太竜王・名人が幼少期から詰将棋や興味のある分野に没頭し、多角的な視野を磨いたエピソードは象徴的です。与えられた問題を解くだけでなく、身の回りの社会現象や自然界の仕組みに自発的な問いを立てられる資質が選考で高く評価されます。
第二に、「自分の言葉で論理的に説明できる伝達力」です。適性検査の記述はもちろん、作文や面接において、大人が用意した模範解答をなぞるのではなく、実体験に基づいた意見を筋道立てて話せる子が面接官の心を捉えます。
第三に、「他者の意見を受け入れ、協調して思考を深められる柔軟性」です。同校の特色である「総合人間科(課題研究)」では、仲間と協働してプロジェクトを進める場面が日常的に訪れます。独善的にならず、集団の中で対話を生み出せる協調性も極めて重要な審査基準です。