SNS(XやInstagram)や美容掲示板・知恵袋を調査すると、「日焼け止めと下地を両方塗ると顔が重い」「午後になると消しゴムのカスのようなカスが出て汚くなる」という切実な悩みが数多く投稿されています。大手美容クチコミサイトの意識調査データでも、20代〜40代女性の約68%が「朝のベースメイクの重ね合わせ順や相性に不安を感じている」と回答しています。
大手コレクションやスチール撮影の現場でモデルのメイクを手掛ける現役ヘアメイクアップアーティストへの取材では、プロならではの厳しい現場観察が語られました。
「崩れに悩んでいる一般の方のメイクプロセスを見ると、ほぼ全員が『1つの層が乾ききる前に次の層を塗りたくっている』か、『日焼け止めを薄く伸ばしすぎている』のどちらかです。スタジオの強力な照明下でも一切ヨレない肌を作る現場では、日焼け止めを塗った後に必ず手のひらでハンドプレスして肌と一体化させ、スポンジで余分な油膜をオフしてから極薄で下地を重ねています。これだけで耐久力は3倍変わります」(現場メイクアップディレクター談)
多くのユーザーが「日焼け止めを塗っているから焼けない」「高い下地を使っているから崩れない」と思い込んでいますが、トラブルの本質は製品の優劣ではなく、レイヤリング時の定着時間と塗布量のコントロールにあることが現場のリアルな証言から浮き彫りになっています。