歴代のワールドカップボールは、性能面だけでなくそのグラフィックデザインの美しさでもファンの心を掴んできました。SNSやサッカーコミュニティで現在も熱く語られる「歴代最高傑作」の評価には、明確な傾向が見られます。
ネット上の反響で常に上位に挙げられるのが、2006年ドイツ大会の「+チームガイスト(+Teamgeist)」です。わずか14枚のプロペラ型パネルで構成された滑らかなデザインは、「最も美しいボール」「曲がりやすくシュートが打ちやすい神球」としてコレクターズアイテム化しています。
また、2002年の「フィーバーノヴァ」は、中田英寿氏や小野伸二氏らが活躍した日韓大会の記憶とともに、ゴールドとレッドの大胆な意匠がミレニアル世代のサッカーファンから圧倒的なノスタルジーを集めています。
一方で、2018年ロシア大会の「テルスター18」はNFCタグ(近距離無線通信チップ)を内蔵し、スマートフォンをかざすと限定コンテンツにアクセスできるギミックを初導入。「ギアとデジタルの融合の先駆け」としてテック層からも高く評価されました。