個性派揃いの湘南乃風において、メンバー間の不仲説が定期的に囁かれるのは、リーダーのRED RICE、社会派メッセージと熱狂を牽引する若旦那(新羅慎二)、歩くパワースポットとしても知られるSHOCK EYE、そして現場叩き上げのHAN-KUNという4人の個性が強烈すぎることに起因します。
過去には楽曲制作の方針やグループの方向性を巡り、凄まじい衝突があったことはメンバー自身も公言しています。大衆的なポップネスやストレートなメッセージ性を重んじるアプローチと、レゲエの正統なマナーや音響的ディテールを妥協したくないHAN-KUNの間で、激しい議論が交わされた時期がありました。しかし、それは作品のクオリティを高めるための建設的なプロの衝突であり、陰湿な人間関係の破綻ではありません。
ここで、湘南乃風というメガグループの活動形態と、HAN-KUN個人のソロワークスの差異を客観的な指標で比較してみます。
現在における4人の関係性は、ベタベタと群れ合う仲間関係を超え、「お互いのソロ領域に一切干渉しないが、グループで集まった瞬間には阿吽の呼吸で爆発させる」という、極めて洗練された大人の信頼で結ばれています。