京都府警はこれまで、歓楽街の秩序維持を最優先課題として位置づけてきました。木屋町通や四条河原町周辺では、古くから悪質な客引き行為に対する市民の苦情が多く、「京都府公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例(迷惑防止条例)」に基づく指導・摘発が精力的に実施されてきました。
近年報じられた売春防止法違反(勧誘等)容疑での一斉摘発ニュースでは、20代前後の女性複数人が路上で不特定の男性に声をかけ、金銭を対価とする性交渉を持ちかけた現行犯として検挙されています。現場では生活安全課の私服捜査員が配置され、長時間の張り込みと映像証拠の収集を経て踏み込むケースが通例です。
捜査関係者の証言によると、警察当局が注視しているのは単なる個人の違法行為にとどまりません。路上売春の背後に潜む「悪質なスカウトグループ」「暴力団関係者」「違法風俗あっせん業者」の関与です。取り締まりの現場では、客待ちをしている女性の周辺を不審な車両が見回っていたり、離れた場所から見張り役が監視していたりする構図が確認されています。歓楽街での金銭トラブルや美人局、恐喝事件に直結する温床を断ち切るため、府警は木屋町交番を拠点とする夜間特別哨戒を敷き、違法行為に対して一切妥協しない姿勢を鮮明にしています。