足元を走る地下鉄の振動が、街の躍動をそのまま伝えてくるようだ。
谷町線に乗れば、大阪の行政とビジネスの中枢である東梅田や天王寺へ一本。千日前線に乗り換えれば、食とエンタメの爆心地・なんばへわずか2駅。さらに近鉄大阪上本町駅とも地下通路で直結しており、奈良や三重方面への移動すら日常の延長線上にある。
「朝のラッシュ時でも、行き先に応じてルートを瞬時に切り替えられる。この機動力に慣れると、もう他の場所には住めません」
駅直結のコワーキングスペースを利用していたWebディレクターの男性(34)はそう笑った。2026年のスマートワーク時代において、移動ストレスを極限まで削ぎ落とせる立地価値は、かつてないほど高まっている。