実際に現地を訪れると、散策路の入り口から山頂までのアプローチは明快に整備されています。ふもとの駐車場から歩道に入ると、白樺やカラマツの林に囲まれたウッドデッキ調の木道が山頂へと一直線に延びています。
片道のハイキング所要時間は、一般的な成人男性の足取りで約10分〜15分、小さな子どもや年配の方の足取りでも20分前後です。勾配は登り始めこそ緩やかですが、中盤以降は階段状のステップが連続し、日頃の運動不足を感じている人にとっては適度に心拍数が上がる程度の運動量となります。
現在の状況として特筆すべきは、定期的な木道の保全作業が行われている点です。北杜市の環境管理計画に基づき、傷んだ木製ステップの打ち替えや滑り止めのメンテナンスが順次実施されています。山頂に到達するとウッドデッキの展望テラスが設置されており、そこに建つのが名物スポットである山頂売店です。
現地を訪れた旅行者の多くが口にするのが、清里高原の濃厚なジャージー牛乳を使用した名物のソフトクリームです。標高1,542mの澄んだ外気の中で味わうミルク感の強いソフトクリームは、短時間の登坂で乾いた喉と疲れた筋肉を心地よく癒やしてくれます。売店では温かいコーヒーや軽食、八ヶ岳山麓の手工芸品なども販売されており、山頂の展望ベンチに腰を下ろしてゆったりと雲の流れを眺める時間が、この場所ならではの贅沢と言えます。