若くしてスポットライトを浴びた人間が通る、特有の隘路がある。十代の頃の爆発的な人気の裏で、常に世間の目と自己イメージの乖離に悩んでいたという。彼女はかつて、インタビューで「自分が消費されていく感覚」について吐露したことがある。SNSの普及に伴い、プライベートと仕事の境界線が曖昧になる中で、一度立ち止まる選択をしたのは必然だったのかもしれない。
だが、その休息期間こそが、彼女に新たな表現の種をまいた。ただ消費される客体ではなく、自ら物語を紡ぐ主体へ。その変容が、現在の彼女の佇まいから強く感じられる。