ノブナガを語る上で欠かせないのが、誰よりも心を許し合っていたウボォーギンとの深い絆です。流星街時代からの長い付き合いであり、直情径行で暴走しがちなウボォーギンをノブナガがサポートし、ノブナガの鋭い刃をウボォーギンの圧倒的な盾が守るという、阿吽の呼吸で幾多の死線を越えてきました。
クラピカによってウボォーギンが命を落とした際、ノブナガは旅団の掟である「頭(クロロ)を最優先とし、手足は代えがきく」という原則を感情で凌駕し、激しい涙を流しました。この人間臭さこそがノブナガというキャラクターの最大の魅力であり、同時に危うさでもあります。
現在、幻影旅団はコルトピやシャルナークを惨殺したヒソカへの復讐に燃えていますが、ノブナガの胸中にはウボォーギンを失った時以上の黒い怒りが渦巻いていることは間違いありません。旅団の存続と個人の復讐心、その狭間で揺れ動く彼の情念は、物語の大きな起爆剤となっています。