世間を騒然とさせた真相の裏には、表舞台の爽やかな政治家像とは裏腹な、彼自身の甘さと脆さがあった。なぜ絶頂期にあった男は、あまりにもリスクの大きな道を選んでしまったのか。騒動直後、誰もが二人の離婚は避けられないと踏んでいた。しかし、金子恵美氏が下した決断は、周囲の予想を大きく裏切る「離婚しない」という選択だった。
時を経て、二人の関係は「裏切った夫と傷ついた妻」という単純な構図から、対等なパートナーシップへと変容を遂げている。数々の試練を乗り越えた現在、金子氏はメディアで夫の不始末をネタにしつつも、家庭内での信頼関係を再構築してきたプロセスを率直に語る。一度壊れかけた絆は、批判を逃げずに受け止めた歳月によって、むしろ独自の強固さを増したと言える。