松本氏のバルクアップは、大衆やエンタメ業界にどのような波紋を広げたのでしょうか。ネット上の掲示板やSNSでは、長年にわたり「筋肉つきすぎ」に対するリアルな反応が飛び交いました。
ファンの間で巻き起こった論争は、大きく2つの陣営に分かれます。
肯定派からは、「60代になっても衰えを感じさせない自己管理能力が純粋にすごい」「ストイックな生き様がそのまま肉体に現れていて格好いい」という賞賛が相次ぎました。特に同世代の中高年層や筋トレ愛好家からは、エイジングに抗うアイコンとして絶大な支持を獲得しています。
一方で、否定派や古参のお笑いファンからは複雑な意見も噴出しました。「ツッコミやリアクションの際に威圧感がありすぎて、以前のような哀愁やおかしみが薄れた」「肉体が強そうすぎて、イジられたときの弱者感が成立しにくい」「アメコミのフィギュアみたいで笑いに集中できない」といった指摘です。相方の浜田雅功氏も、番組内でたびたび「お前、ほんま何を目指してんねん」と愛ある毒舌でツッコミを入れ、松本氏の筋肉ネタを笑いに昇華させていました。
しかし、こうした賛否両論のギャップそのものを「いじられポイント」として受け止め、トークのネタに転化していった柔軟性こそが、彼がトップに居続けた所以と言えます。