ネット上では、その後の二人の人生の転変と絡めて、いくつかの誤解や根拠のない言説が語られることがあります。その代表的な盲点を検証します。
誤解1:「騒動以降、山田孝之が沢尻エリカと距離を置いた」という噂
沢尻エリカが2007年の映画舞台挨拶での発言(いわゆる「別に」騒動)でメディアの猛バッシングを浴び、その後2019年の活動休止に至った過程で、一部のネット記事では「共演者たちが一斉に距離を置いた」と書き立てられました。しかし、山田孝之が彼女を公に否定したり、過去の共演を蔑ろにするような発言をした事実は一切ありません。
山田孝之自身、若手時代に過熱するマスコミ報道に苦しみ、俳優としての葛藤を抱えた経験を持っています。プライベートの友人関係や芸能人同士の連帯について過度に語らないスタンスを貫く山田ですが、自著やドキュメンタリー番組で見せる人間観には「表面的な世論で人を裁かない」という一貫した哲学が見て取れます。
誤解2:「共演NG指定されていた」という都市伝説
2006年の『手紙』以降、二人の共演が長らく途絶えていたことから、「事務所間や本人同士で共演NGが出ているのではないか」という噂が囁かれた時期がありました。しかし、これも実態とは異なります。2009年に沢尻エリカがスターダストプロモーションを離籍し、山田孝之もまた独自のプロデュース活動やインディペンデントな作品制作へとシフトしていったため、キャスティングのタイミングや作品の方向性が単に合致しなかったに過ぎません。