「ムーンライト伝説」の作詞を手掛けたのは、ZARDやFIELD OF VIEW、DEENなど、90年代のビーイング系メガヒットを支えた作詞家の小田佳奈子作詞によるものです。
この楽曲が持つ最大の魅力は、「思考回路」「ショート」という硬質なメカニカル用語と、「素直じゃなくて」「今すぐ会いたいよ」「泣きたくなるようなmoonlight」という情緒的でピュアな言葉選びの鮮烈なコントラストにあります。テクノロジーの台頭を予感させた90年代初頭の空気感を捉えつつ、人間の普遍的な恋の痛みをSFチックなフレーズでパッケージングした手腕は圧巻と言うほかありません。
短くリズミカルで、口ずさむだけで状況が脳裏に浮かぶワードセンスこそが、ムーンライト伝説歌詞を単なるアニメソングの枠に留めず、平成から令和へと受け継がれるキラーフレーズへと昇華させた決定打となりました。