近年の機種変更でトラブルが急増しているのが、物理SIMカードを必要としない「eSIM」の移行と、セキュリティ認証周りのエラーです。
クイックスタートのプロセス内には、通信キャリアの回線を新端末へ移すeSIMクイック転送が組み込まれています。しかし、契約している通信事業者やプランによっては、夜間のメンテナンス時間帯に転送が制限されたり、そもそもクイック転送に非対応でマイページからの手動再発行が必要だったりするケースがあります。転送に失敗した場合は無理に設定を続けず、後からキャリアの専用プロファイルやQRコードを用いて設定をやり直すのが賢明です。
さらに盲点となりやすいのが、Apple IDと旧端末のパスコードの不一致です。クイックスタートの途中で「古いiPhoneのパスコードを入力してください」と求められた際、誤ったコードを連続入力してしまうとロックがかかり、作業が完全に中断してしまいます。普段Face IDやTouch IDに頼っていてパスコードの記憶があやふやな場合は、機種変更作業を始める前に旧端末でパスコードの再設定と正確な把握を行っておく必要があります。