大阪から東京へ向かう上り便(サンライズ瀬戸・出雲)は、日付が変わった午前0時34分に大阪駅を出発し、朝7時8分に東京駅へ滑り込む。まさに「寝ている間に目的地へ着く」理想的なダイヤだ。一方、東京発の下り列車は大阪駅に停車しない運行形態をとるため、関西圏へ向かう場合は姫路駅や三ノ宮駅での下車、あるいは新大阪接続を考慮する独自のルート選定が鍵となる。
チケットの入手難易度は極めて高いが、2026年現在のデジタル予約網を駆使すれば勝率は大きく上がる。主な予約ルートは、JR西日本のe5489(JR西日本ネット予約サービス)や、JR東日本の「えきねっと」だ。新幹線のスマートEX(エクスプレス予約)では寝台券付きの購入ができないため注意したい。発売開始となる乗車日1カ月前の午前10時ジャストの争奪戦はもちろん、乗車日の数日前に発生するキャンセル枠(いわゆる戻り票)を狙ってe5489で小まめに空席照会をかけるのが確実な裏ワザだ。
料金面を見ても、個室「シングル」を利用した場合の運賃・特急料金・寝台料金の合計は約2万円強。新幹線の普通指定席(約1万4,000円台)に都内ビジネスホテルの1泊分宿泊費を加算すれば軽く2万5,000円を超える昨今の相場を考えれば、極めてコストパフォーマンスに優れた移動手段と言える。