ネット上の情報を見て「予算50万円あれば有名な中堅コンビを呼べるだろう」と安易に計画を進め、見積もり段階で予算オーバーに青ざめる幹事は後を絶ちません。営業キャスティングには、出演料(ギャラ)本体の背後に多数の付帯費用が隠れています。
見落としがちな実務上の盲点は次の3点です。
1. 地方営業における日当と旅費交通費
東京や大阪の主要拠点から地方都市に招へいする場合、地方営業 芸人 日当 旅費交通費は主催者の全額負担が原則です。見過ごされがちなのが、「芸人本人だけでなく、マネージャーや音響スタッフの旅費・宿泊費も主催者負担になる」という点です。新幹線チケットはグリーン車指定が契約条件に含まれる売れっ子も多く、コンビ2名+マネージャー1名分の往復交通費と前泊ホテル代だけで、ギャラとは別に15万〜20万円が上乗せされます。
2. 会場の音響設備とケータリング規定
お笑いライブは「声が客席の隅々まで明瞭に届くこと」が生命線です。ホテルの宴会場や体育館の既存マイクでは音質が足りず、ワイヤレスマイクやスピーカーの外部レンタル費用(5万〜15万円)が突発的に発生します。また、事務所が送付してくる「ライダー(出演条件誓約書)」には、個別の控室、姿見鏡、禁煙・喫煙の指定、特定の飲料水やお茶菓子、温かい食事の手配などが細かく指定されています。
3. ネタ中の著作権と二次利用(動画撮影・配信)の壁
「社内イントラネットで後日アーカイブ配信したい」「SNSにダイジェスト動画を投稿したい」という要望は頻繁にありますが、基本料金では認められないケースが大半です。ステージ上での写真撮影・動画撮影は肖像権とネタの著作権に関わるため、原則禁止か、あるいは別途「二次利用料(ギャラ本体の30%〜50%相当)」の追加支払いが求められます。