大手予備校のチューターや高校教員への取材、さらにスタディプラスや知恵袋、SNS上の投稿を精査すると、Lesson 1に対して高校生が抱える共通の苦悩が浮き彫りになります。
都内の私立高校で英語科を受け持つ専任教諭は、次のように指導現場の現状を語ります。
「高校2年までの感覚で『単語さえ調べれば前日に詰め込める』と考えている生徒が、Lesson 1の定期考査で一気に赤点付近まで沈みます。文が長く、複文の中にさらに分詞の修飾が入るため、どこからどこまでが主語なのかを見失う生徒が約4割に達します」
また、大手Q&Aサイトや学習コミュニティに投稿されたリアルな声にも、共通の傾向が見られます。
「辞書アプリの訳をノートに写したけれど、先生から『日本語の意味が通じていない』とバツをつけられた」(都立高校3年生)
「ネットの和訳サイトを見ても、教科書の改訂版と微妙に文章が違っていてテスト本番でパニックになった」(私立高校3年生)
こうした証言からも明らかな通り、出所不明なウェブ上の断片的な翻訳を無批判に写記する学習法は、2026年の評価基準においては完全に通用しなくなっています。