店内に並ぶセカンドハンド衣料は、徹底したフラットな視点で値付けされている。ハイブランドのアーカイブも、90年代の無名なスーベニアTシャツも、等しく「今のストリートで着て面白いかどうか」という基準でスクリーニングされる。この予測不可能性こそがディグ(掘り出し)の醍醐味だ。
最近の在庫トレンドを見渡すと、単なるオールドスクールなヴィンテージファッションにとどまらず、2000年代初頭のテックウェアや、職人的なリメイクピースの動きが極めて速い。ラックの奥に埋もれた1点モノとの出会いは一期一会。毎週のように商品が総入れ替えされる回転の早さゆえ、気になった瞬間に手に取らなければ次の瞬間には誰かのカゴへと消えていく。