世界的な注目を集めた大阪・関西万博を経て、次なる巨大な柱となるのがIR統合型リゾート構想である。夢洲の広大な敷地を活かした開発は、国際都市としての大阪のポテンシャルを一気に引き上げる挑戦に他ならない。しかし、観光需要の取り込みと同時に、懸念される防犯やギャンブル依存症対策、交通アクセスの再整備といったインフラ問題は急務の課題だ。
経済界からの熱烈な期待に対し、慎重姿勢を崩さない市民団体との対話がどこまで深められるか。巨大事業の成否は、都市格の向上だけでなく、税収の還元を市民がどれだけ実感できるかという実益の部分にかかっている。