貯水池の宿命とも言えるのが、夏季における富栄養化とアオコの発生だ。八千代湖においても、かつては水質の悪化が景観や利用環境に悪影響を与える懸念が存在した。しかし、現在では曝気(ばっき)装置の増設や、湖底への酸素微細気泡の打ち込みといった最先端の水質浄化技術が常時稼働している。
さらに、流域の農家や生活排水処理施設と連携した「流出負荷の削減運動」も実を結びつつある。水質の向上は湖内に生息するブラックバスやフナ、ワカサギなどの魚類生態系の回復をもたらし、釣り人やバードウォッチングを愉しむ人々にとっても理想的な環境を作り出している。