下積み生活が長く続いた彼に転機が訪れた。同世代のトップランナーであった小栗旬との出会いである。小栗は彼の卓越したトーク力と芝居の感性をいち早く見抜き、自身の周囲や制作陣にその魅力を熱弁したという。この深い信頼関係が、彼の芸能界での立ち位置を大きく変えていく。
所属事務所であるASH&Dコーポレーションのバックアップを受けつつ、彼の知名度を決定づけたのがドラマ『勇者ヨシヒコと魔王の城』だ。福田雄一監督のもとで見せた胡散臭くも愛らしい魔法使い・メレブ役は絶大な反響を呼び、トップクラスのコメディ俳優としての確固たる地位を築き上げた。
さらに、戸田恵梨香と共演した『大恋愛〜僕を忘れる君と』では、若年性アルツハイマーを患うヒロインを包み込む深い愛を好演。コメディだけでなく純愛ものの主演としても視聴者の涙を誘い、役者としての真価を証明してみせた。