『プライド』の持つ独特のドライブ感を極限まで高めたのが、全編を彩るQUEEN(クイーン)の楽曲たちでした。主題歌として採用された『I Was Born to Love You』は、ドラマのオープニングや劇中のクライマックスで圧倒的な存在感を放ち、当時の日本国内でクイーンのベストアルバムがミリオンセラーを達成するほどの社会現象を巻き起こしました。
激しいボディチェックが飛び交う氷上の戦いと、フレディ・マーキュリーの力強くドラマティックな歌声は奇跡的な相乗効果を生み出しました。さらに劇中では『We Will Rock You』や『Too Much Love Will Kill You』など、シチュエーションに応じたクイーンの名曲が巧みにインサートされ、観る者の感情をこれ以上ないほど揺さぶったのです。
音楽と映像の完璧なマリアージュは、2000年代の日本のテレビドラマ史におけるひとつの到達点として、今なお専門家やクリエイターの間で高く評価されています。