桜と梅の違いとは?一瞬で見抜く決定的な見分け方と桃との判別法

桜と梅の違いとは?一瞬で見抜く決定的な見分け方と桃との判別法

桜と梅の違いとは?一瞬で見抜く決定的な見分け方と桃との判別法に関する知りたいポイントをわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

桜と梅の見分け方に迷った際、真っ先に見るべきポイントは「花柄の長さ」と「花びらの切れ込み」の2点です。この2つの形態的特徴さえ頭に入っていれば、遠目からでも近接観察でも迷うことはありません。

まず決定打となるのが、花を支える軸である「花柄(かへい)」の構造です。桜は枝から2〜4cmほどの緑色の細い茎(花柄)が長く伸び、その先に花がぶら下がるように咲きます。まるでシャンデリアのように風に揺れる優雅な佇まいは、桜特有の構造によるものです。対照的に梅にはこの花柄がほとんど存在せず、0〜2mm程度しかありません。花が枝の表面に直接ピタッと張り付くように咲いている姿を見たら、その時点で梅と断定できます。

次に花びらの形状を観察してみましょう。桜の花びらの先端には、トレードマークともいえるハート型の切れ込み(スリット)が入っています。一方で梅の花びらは切れ込みが一切なく、角のない滑らかな丸みを帯びているのが特徴です。また、花芽のつき方にも決定的な生態の違いが隠されています。

植物観察の現場で学芸員が重視するのが「花芽(かが)の配列」です。桜は1つの節から複数の花芽が房状にまとまって伸びるため、1箇所から3〜5輪ほどの花が密集してこぼれるように咲き誇ります。一方の梅は、1つの節に対して基本的に花芽が1個(稀に2個)しかつきません。枝沿いに等間隔で花が整然と並んで咲く独特の慎ましさは、この花芽のつき方に起因しています。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。