その設置は違反?スマホホルダーの危険位置と車検Ng基準を徹底解剖

その設置は違反?スマホホルダーの危険位置と車検Ng基準を徹底解剖

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スマホホルダーの設置位置が引き起こす法的リスクは、車検時の不合格通知だけにとどまりません。公道を走行する瞬間から、警察官による交通取り締まりの対象となる現実が存在します。

警察庁が厳格な取り締まりを敷く最大の根拠が、道路交通法第55条第2項(乗車積載方法違反)です。同条文では「車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ(中略)るような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない」と明記されています。フロントガラスへの貼付や、ダッシュボード前方視界を大きく塞ぐスマホの設置は、運転者の視野を人為的に阻害している状態そのものであり、現認されれば反則告知の対象となります。

さらに見逃せないのが、道路交通法第71条第5号の5に定められた「携帯電話使用等(ながら運転)」との関連です。「ホルダーに固定していれば手で持っていないから無罪」という解釈は完全な誤認です。判例および警察の取締基準において、注視(概ね2秒以上の凝視)が認められた場合、手持ちでなくとも携帯電話使用等違反に問われます。

違反項目・違反態様行政処分(違反点数)反則金・罰則規定現場適用の実態・評価フロントガラス貼付
(保安基準第29条違反)点数:1点
(整備不良・尾灯等)普通車:6,000円
(大型:7,000円)外観から一目瞭然であるため、検問や巡回中のパトカーから極めて視認されやすく検挙リスクが高い。視界妨害・積載違反
(道交法第55条第2項)点数:1点
(乗車積載方法違反)普通車:6,000円
(大型:7,000円)ダッシュボード高位置設置で直前死角を生んでいる場合に適用。事故発生時の過失割合にも直結。ながら運転(保持)
(道交法第71条第5号の5)点数:3点
(一発免停リーチ)普通車:18,000円
(6月以下の懲役又は10万円以下の罰金)ホルダー固定中であっても2秒以上の画面注視で適用。白バイや覆面パトカーの重点監視対象。ながら運転(交通の危険)
(事故誘発・ふらつき等)点数:6点
(即座に一発免許停止)非反則行為(刑事罰直結)
1年以下の懲役又は30万円以下の罰金画面操作や注視によって車線逸脱や追突危機を生じさせた場合、前科が付く重大事態へと発展する。

時速60キロで走行する自動車は、ドライバーが画面をわずか2秒見つめるだけで約33.3メートルもの距離を盲目状態で走ることになります。この物理的事実があるからこそ、警察機関はホルダーの有無にかかわらず「画面注視行動」そのものを厳正に取り締まっているのです。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。