Q1:ミルクを飲ませすぎた直後、苦しそうに唸っている時はどう対処すべきですか?
A1:まずは上半身を少し高くした状態で抱っこし、背中を下から上へ優しくさすってゲップを出させてあげてください。胃の中の空気が抜けるだけで腹圧が下がり、苦痛が和らぎます。横に寝かせる際は、吐き戻したミルクが喉に詰まって窒息するのを防ぐため、顔と上半身をやや横向き(右側を下にした体位など)にして寝かせ、目を離さないように見守りましょう。
Q2:完全ミルク(完ミ)育児ですが、1日何ml以上飲むと「飲みすぎ」になりますか?
A2:生後2〜4週の新生児期であれば、1日の合計ミルク量が1,000ml(1リットル)を超える状態が連日続く場合は飲みすぎの可能性が極めて高くなります。一般的には「体重(kg)×150ml」前後が1日の適正必要量とされており、体重3.5kgの赤ちゃんであれば1日500〜600ml程度が標準です。合計量と併せて、日々の体重増加ペースが1日50g以上になっていないかを指標に判断してください。
Q3:産院で「母乳は欲しがるだけあげて良い」と指導されましたが、混合育児でも同じですか?
A3:混合育児の場合は、母乳と同じ感覚で粉ミルクを「欲しがるだけ」与えてはいけません。母乳単体であれば過剰分は自然に排出されやすいため頻回授乳が認められますが、粉ミルクは高カロリーで消化に3時間近くかかります。混合の場合は「母乳をしっかり吸わせた後、ミルクは足しても20〜40ml程度にとどめる」「粉ミルクを足したら最低2.5〜3時間は間隔を空ける」というルールを徹底してください。
Q4:ミルクの飲みすぎでお腹が張り、便秘気味の時のホームケアはありますか?
A4:お腹の張りを緩和するには、「の」の字マッサージが効果的です。赤ちゃんの仰向け姿勢で、おへそを中心に時計回りに「の」の字を書くように優しく手のひらで撫でてください。また、赤ちゃんの両足を持って自転車をこぐように優しく屈伸運動をさせると、腹筋が刺激されて排ガスや排便が促されます。2日以上排便がなく苦しそうなら、綿棒の先端にベビーオイルを塗って肛門を数ミリ優しく刺激する「綿棒浣腸」も小児科で推奨される有効な対処法です。