実際にポメマルと暮らす家庭では、どのような現実が繰り広げられているのでしょうか。Webアンケート調査やSNS、愛犬コミュニティに寄せられた飼育者の手記と生の声を検証しました。
好意的な意見としては、「ドッグランでも他の犬と仲良く遊べる社交性がある」「ポメラニアンの華やかさとマルチーズの柔らかな毛並みが合わさり、散歩中に何度も声をかけられる」といったビジュアルと愛嬌を賞賛する声が圧倒的です。「先住犬ともすぐ打ち解けて家族のムードメーカーになってくれた」という家庭も多く、人懐っこさは折り紙付きと言えます。
一方で、生活の現場から聞こえてくる赤裸々な苦悩も見逃せません。
「ブラッシングを1日サボっただけで耳の後ろや脇の下がフェルト状の毛玉になり、ハサミで切る羽目になった」「ポメラニアンの警戒心が強く出てしまい、インターホンの音に狂ったように吠え続ける。防音カーテンを導入しても近隣への気兼ねが消えない」といった、手入れの過酷さや音に対する過敏さに疲弊する体験談が多数報告されています。
さらに見過ごせないのが医療費の負担です。ポメマルの寿命と気をつけたい病気を検証すると、平均寿命は12歳〜15歳前後と小型犬として標準的ですが、特有の好発疾患が存在します。特に両親共通のリスクである「膝蓋骨脱臼(パテラ)」は発症率が高く、フローリングでの滑走やすべり事故によってグレードが進行すると、数十万円規模の手術費用が発生します。さらに、中高齢期に多発する「僧帽弁閉鎖不全症(心臓病)」やポメラニアン由来の「気管虚脱」にも警戒が必要です。