視力測定の終盤に必ずと言っていいほど登場する赤緑テスト。梅の木眼科などの臨床レポートやMedical DOCの解説によると、このテストを行う最大の目的は「レンズの過矯正(度が強すぎること)を防止すること」にあります。
人間の目は、遠くを見るときは毛様体筋というピント調節筋が緩み、リラックスした状態になります。しかし、近視を矯正するために度数を少し強めにしてしまうと、遠くの視力は「1.2」や「1.5」までシャープに出る反面、目の中の筋肉は常に緊張を強いられることになります。これがいわゆる過矯正です。
厚生労働省のVDT作業関連データや眼科学会の調査でも指摘されている通り、過矯正のメガネを常用すると、眼球内部の毛様体筋が過度に収縮し続け、慢性的な眼精疲労、激しい頭痛、肩こり、さらには吐き気や自律神経の不調を招くケースが後を絶ちません。従来のランドルト環(Cマーク)による視力検査だけでは、受診者が無意識にピントをグッと合わせる「調節力」を使って見えてしまうため、度数の強すぎを見抜くのが困難でした。そこで、目のピント調節が休まったフラットな状態で本当に度数が合っているかを厳密に判定するために、このレッドグリーンテストが不可欠となるのです。