日用品としてのタオルを美しく空間に溶け込ませるには、飾り方と畳み方の規則性を統一することが不可欠です。雑然とした印象を与えがちなサニタリースペースも、プロのホテルやスパが実践するメソッドを取り入れるだけで、見違えるほど上質な空間へと変貌します。
基本となるのが「フレンチ折り」と「ロール巻き」の2大テクニックです。
フレンチ折りは、タオルを縦に3等分(三つ折り)にした後、さらに両端を中心に向けて折り畳む手法です。タオルの端(ヘム部分や縫い目)が外側に一切露出せず、ふんわりとした丸みのある「輪」だけが正面に見えるため、棚に平積みした際の見た目が劇的に整います。
一方、ロール巻きは三つ折りにしたタオルを端から固めにクルクルと巻き上げる手法です。これをワイヤーバスケットや天然素材のカゴ、あるいは壁掛けのタオルディスペンサーに縦横均等に並べるだけで、海外のブティックホテルのような洗練された佇まいが完成します。タオルのカラートーンをグレージュ、チャコール、オフホワイトなどの同系色で統一することが、生活感を完全に払拭する最大の秘訣です。