愛車のタイヤがいつ製造されたかを知る手がかりは、タイヤの側面(サイドウォール)に必ず刻印されています。この刻印は業界で「セリアル記号」や「DOTコード」と呼ばれ、タイヤ製造年月日の見方を把握する上で最も基本的な情報源となります。
サイドウォールを注意深く確認すると、「DOT XXXX XXXX 2425」といった文字列が見つかります。この末尾にあるタイヤの4桁数字の読み方には国際的な統一ルールが存在します。
数字の構成は極めてシンプルです。
- 前半の2桁:その年の「第何週目」に製造されたかを示す(01〜52)
- 後半の2桁:製造された「西暦の下2桁」を示す
例えば「2425」と刻印されていた場合、後半の「25」は2025年を指し、前半の「24」は第24週(およそ6月中旬頃)を指します。つまり「2025年6月中旬に工場で製造されたタイヤ」であることが一目で判別できます。これが標準的なタイヤ製造週の計算方法です。
国内最大手であるブリヂストンのタイヤ製造年をはじめ、ヨコハマタイヤ、ダンロップ、ミシュランなど主要メーカーはいずれもこの表記形式を採用しています。ただし、セリアル記号は「タイヤの片側(外側または内側)」にしか刻印されていないケースが多く、左右非対称パターンのタイヤを装着している場合、車体下側に潜り込まないと確認できない位置に来ることもあるため注意が必要です。
なお、2000年以前に製造されたヴィンテージカー等のタイヤでは数字が「3桁(例:129=1999年第12週)」で表記されているケースがありますが、2026年時点において公道を走行する車両で3桁表記のタイヤが装着されている場合、ゴムの硬化によるグリップ喪失が極めて深刻な状態にあるため、直ちに使用を中止すべきです。