ネズミ被害を根本から断ち切るには、進入可能な開口部を物理的に遮断するネズミの侵入防止対策が不可欠です。しかし、木材や段ボール、通常の養生テープなどで塞いでも、強靭な歯で数時間のうちに突破されます。ネズミの歯が立たない素材を適材適所で使い分けることが攻略の鍵です。
自力で施工する際のネズミの穴の塞ぎ方として、現場で多用される3大資材の特徴と施工手順は次の通りです。
1. 防鼠パテによる隙間埋め
配管の貫通部やエアコン配管周りには、唐辛子成分(カプサイシン)などネズミが嫌う刺激物質が練り込まれたネズミの穴用パテを使用します。硬化しない不乾性タイプであれば、配管のメンテナンス性を維持しつつ隙間を完全密閉できます。
2. 防鼠金網の取り付け
床下通気口や換気扇、雨樋付近の広い開口部には、ステンレス製または亜鉛メッキ製の防鼠金網の取り付けを行います。網目は10mm以下(理想は6mm以下)の亀甲金網や平織金網を選択してください。アルミ製や柔らかい真鍮製は齧り切られる恐れがあるため、必ず高強度のステンレス製品を選定し、ビス留めや強力な変成シリコン系接着剤で固定します。
3. モルタルによる穴埋め
外壁のクラックやコンクリート基礎、床下の外周部など、強度が求められる箇所にはモルタルを用いた穴埋めが最適です。作業性を高めるため「速乾性補修モルタル」や、ガラス繊維・スチールウールを混ぜ込んだモルタルを穴の奥まで隙間なく充填することで、強固な防壁を形成できます。