10歳を超えた高齢猫になると、睡眠時間が長くなるだけでなく、寝相そのものにも変化が現れます。高齢猫の衰弱に伴う寝相としてよく見られるのが、関節症や筋力低下によって体を小さく丸める「アンモナイト寝」ができなくなる現象です。
変形性関節症や関節炎を患っているシニア猫は、関節を深く曲げると痛みが生じるため、足を突っ張ったまま不自然な角度で横たわることが増えます。また、慢性腎臓病が進行して尿毒症や貧血が起きると、体力が著しく低下し、頭を水入れの縁に載せたまま力尽きたように眠る姿が見られるようになります。
「歳をとったから寝相が変わっただけ」と自己判断せず、毛づくろいの頻度低下や歩行時のふらつきが併発していないかを定期的にチェックすることが、早期ケアへの鍵となります。