小型犬・中型犬であれば7歳、大型犬であれば5歳を超えると、愛犬は医学的なシニア期へ足を踏み入れます。このライフステージの転換に伴い、シニア犬血液検査頻度は「年1回」から「半年に1回(年2回)」へのシフトが推奨されます。犬の加齢スピードは人間の約4倍に相当するため、半年の空白は人間の約2年分に匹敵するためです。
年齢に応じた犬健康診断費用項目の設計も重要です。若年期(1〜6歳)であればCBCに生化学基本6〜8項目程度で十分スクリーニングが可能ですが、シニア期以降は隠れた慢性疾患の発見が主眼となります。肝機能・腎機能の網羅的チェックはもちろん、クッシング症候群や甲状腺機能低下症を警戒したホルモン検査、炎症マーカー(CRP)、尿検査や画像診断(エコー・レントゲン)をパッケージ化した総合ドックを選択する飼い主が増加しています。
秋や春に多くの動物病院が実施する「春の予防キャンペーン」や「シニア応援健診パック」を利用すると、単体でオーダーするよりも20〜30%程度割安に受診できるケースが多く、定期チェックの費用負担を抑える有力な手段となります。