マイルの相互利用において、日本のマイラーコミュニティで絶大な支持を集めているのが、ユナイテッド航空(マイレージプラス)の特典航空券です。ANA便に乗ってANAマイルを貯めるのが王道と信じ込まれがちですが、ユナイテッド航空のプログラムには特筆すべき強みがあります。
最大のメリットは、ユナイテッド航空のマイルでANAの国内線特典航空券を発券する際、燃油サーチャージが一切不要であり、搭乗日の直前であっても緊急発券手数料がかからない点です。さらに、マイルの有効期限が無期限であるため、有効期限が3年間に制限されているANAマイルのように失効リスクに脅かされる心配がありません。SNS上でも「地方路線のホッピングや急な出張の手配は、ANAマイルよりユナイテッド発券の方が圧倒的に使い勝手が良い」というリアルな評価が定着しています。ただし、必要マイル数が需要に応じて変動する「ダイナミックプライシング」の導入により、繁忙期の必要マイル数が高騰する傾向にある点はデメリットとして理解しておく必要があります。
そして、スターアライアンスの真骨頂とも言えるのがスターアライアンス世界一周航空券です。全加盟会社が張り巡らせた路線網を活用し、東回りまたは西回りで太平洋と大西洋を1回ずつ横断するこの運賃は、長距離ビジネスクラスを利用する場合のコストパフォーマンスが群を抜いています。
- 運賃計算の基準:合計飛行マイル数(最大29,000マイル、34,000マイル、39,000マイルの3段階)に基づき算出。
- 旅程の自由度:最低3回の途中降機(24時間以上の滞在)が必要で、最大16区間まで組み込み可能。
- 2026年の利用価値:通常の往復航空券が世界的なインフレと燃油高で高騰するなか、世界一周航空券のベース運賃は依然として割安に抑えられており、欧州と北米、アジアを一度の出張や休暇で巡るルートを組むと、個別発券の半額以下になるケースも珍しくありません。